■チャレンジフィギュア

ストーリー
オリジナル改造素体を題材にしたフィギュアモデル製作テキスト。ある日、工作の家に届いたフィギュア素体を見て、幼馴染の美子が興味を持つ。工作は宿題との交換条件で、彼女にモデル製作を伝授する。

●短編集SELECT-7に収録
作品本編20P

●チャレンジフィギュア旧アレンジ作品 >> 作品を見る!
以前にフィギュアコーナーを掲載していた時に電子ブック風に作ったアレンジ版です。今回の作品とは原版が同じなのですが、作画データを紛失していまい、ホームページ用の完成版しか残っていませんでした。

●工作と美子
初心者の美子にフィギュアモデル製作をコーチする工作。果たして無事モデルは完成するのか !?

●作品について
この作品のオリジナルは、まだフィギュアモデルがほとんど世に知られていない1985年の執筆です。当時、知人がフィギュアモデル製作に取り組んでいるのを見て、自分にもできないかとオリジナルキャラクターの製作に挑戦したのが始まりです。第1号は予想以上の出来栄えで(自画自賛?)、その後、自分のマンガのキャラクターモデルをなるべく少ない労力で作ろうと考えて、改造に適した素体作りに没頭しました。その時の経験を元に生まれたのが本作品です。

当時、素体キットと共にオリジナルキャラキットも販売しようと計画し、同時に製作指南テキスト「なるほど・ザ★改造」と言う名で本作品の冊子を作りました。諸処の事情で販売計画は挫折しましたが、マンガを描く上でのデッサンの勉強になったのは確かで、同時に自身の作画レベルの稚拙さも痛感させられたことを思い出します。

本作品のストーリーは、フィギュアモデル作り初心者の美子に、主人公の工作がノウハウを教える形で進行します。マンガ作品と言うより製作テキストと言った方が適切で、マンガによる解説本は当時はまだ珍しい時代でしたので、個人的には先駆的な作品だったと思っています。もっともテキストとしては内容が貧弱で、軽い読み物といったテイストですが、フィギュアモデル製作に興味を持ってもらえるよう、ギャクを主体とした構成で仕上げました。

余談ですが、フィギュアモデル製作は第2期がありまして、インターネットの普及に触発されて、2003年頃から更に進化した素体を開発していたのですが、2年ほど取り組んだ後にVer.3をもって再度断念する結果となりました。この頃には各種ガレージキットが氾濫し、大手工房も台頭してきてフィギュア完成品(中国で大量生産)が安価で販売され、もはや個人レベルの趣味の延長では全く太刀打ちできない時代となっていたのでした。しかし、この時の取り組みは個人的にはマンガを描く上での大きな修練となり、ようやく人前に出しても恥ずかしくない作画ができるようになったと思えるようになりました。ちょうどマンガ制作ツール「コミックスタジオ」が誕生した時期とも一致し、ついに自分が望んだ環境・技術が整ったと実感できたわけです。現在、このホームページで電子ブックによる作品公開ができるのは、このようなステップの積み重ねがあった結果なのでしょう。


●模照工作(もでるこうさく)
フィギュアモデル製作のエキスパート。少々おっちょこちょいだが明るい性格。
●姿美子(すがたよしこ)
工作の幼なじみ。好奇心旺盛なしっかり者。
工作・美子のフィギュア講座。
「なるほど ザ★改造(後にチャレンジ・フィギュアに改名)」の電子マンガ版(カラー)表紙がこれ。この時、数コマを一定サイズのステージにまとめ、ホームページ上でページめくりするようにデザインして作品化。その本のような形態が、後に電子ブック「AD-BOOK」を作るきっかけとなった。
美子ちゃんへの前途多難な指導は続く。他にも色々な作品のキャラクターが作り方を解説する。