●虹のセレナ

ストーリー
宇宙灯台に勤務するグリムは、家事や雑用をこなす中古のアシストロボットを買うために惑星ドリームプラネットを訪れた。そこで記憶を無くしたアンドロイドのセレナと出会い、彼女を買い付ける。数ヵ月後、再び訪れた同星で事故に遭遇し、謎の少女アステラを連れて逃げる羽目に。宇宙灯台に戻り、セレナとアステラが出会った瞬間、アステラが持つペンダントが光り、セレナが真の姿へと変貌する。まもなく、謎の巨大ロボットが襲来し、手当たり次第に破壊を始めるのだった。

●単独出版及び短編集-3に収録予定
作品本編XXP

 

 


●ギャラリー

 

 

 

■惑星ドリームプラネット
宇宙灯台のある小天体ネバーロストの近郊には、星全体が巨大なアトラクションの人工惑星ドリームプラネットがあった。そこはアトラクションで使われた中古ロボットの販売や、宇宙から様々な商品が集まる交易の場所でもあり、大勢の観光客やショッピング客で賑わう。

■セレナ
市場で売られていたアンドロイド少女。右足を損傷し、薄汚れてジャンクのように店の片隅にたたずんでいた。記憶を無くして、虚ろな目でグリムを見る少女。なぜか気になった彼は、セレナの名が付いたそのアンドロイドを買い付け、勤務地の宇宙灯台へと戻る。予想外のロボットの買い付けに怒った同僚のプライドだったが、渋々彼女を受けれてこき使うことにした。

■再びドリームプラネットへ
数ヵ月後、食料等を調達するために同星を再び訪れたグリムは、小休暇を過ごそうと中世のヨーロッパを模したアトラクションを散策する。そこで馬車の暴走事故に遭遇。ひかれたのは初老の女性で、傍らには恐怖におののく少女がいた。初老の女性は少女をアステラと呼び、いっしょに連れて逃げるようにグリムに頼むと息絶えた。まもなく、黒装束の男達が現場へ駆け寄ってくる。咄嗟に少女の手を取って逃げるグリム。追手を振り切って彼らは宇宙灯台へと戻った。

■セレナとアステラの出会い
セレナとアステラが出会った瞬間、アステラの持つペンダントが光を放つ。それに呼応するようにセレナの全身が光ると、ボディがプロテクターで覆われた姿に変貌した。損傷した足も修復され記憶が蘇り、ついにセレナの真の姿が現れる。驚くグリムとプライド。

セレナの正体は王家のガーディアンで、アステラは王家の姫だった。幼い頃に家臣の謀略で両親を殺され、乳母と逃れた姫は、流浪の末に惑星ドリームプラネットに身を隠していたのである。王家が襲われた際に戦闘で負傷したセレナは、記憶も無くしてスクラップ業者の手に渡り、長い放浪の末に行商人の商品として売られていたのだ。

■ガーディアンの使命
アステラの持つ王家のペンダントには、ガーディアンの修復プログラムも備わっており、両者が出会うことでプログラムが作動することとなった。しかし、その発したシグナルが王女の生存をも明かすこととなり、王家を乗っ取った家臣がそれを知るや、抹殺のために巨大ロボットを刺客として差し向けてきたのである。ガーディアンとして王女を守るために、セレナは巨大ロボットに立ち向かう。